こんにちは、Keolaです。
注文住宅の土地探しで一番良い方法は、ハウスメーカーに協力してもらうという方法です。
なぜなら、希望のお家を建てることができるかどうかは、あなたが建てたいハウスメーカーしか分からないからです。
理想のお家を建てるには土地探しがとても重要です。
土地によって家のデザインも大きく変わってきます。
また、土地には素人に分からない問題がたくさん隠れています。
自力で見つけた土地で購入後に問題が見つかり、予想外のコストが発生するということは珍しい話ではありません。
注文住宅を建てるために土地を探し始めた方、特に一条工務店で建てる方はハウスメーカーと一緒に土地探しをすることをお勧めします!
今回はその理由を我が家の経験談も含めて紹介したいと思います。
土地探しの方法
理由を説明する前にそもそも、土地探しの方法はどのようなものがあるかを考えてみたいと思います。
- 家族や知人から購入する。もしくは譲り受ける。
- 不動産会社で紹介してもらう。(ネット掲載情報含む)
- ハウスメーカーに協力してもらう。
大きく分けるとこの3通りではないかと思います。
この方法の中で一番良いのは、やはり1番目。
最初と言っていること違うじゃないか…と思うかもしれませんが、
土地探しで重要なことは、知識のある信頼できる人を味方につけること。
なので、信頼できる家族や知人から土地を購入することが一番理想的なのです。
そうは言っても、そのような環境に恵まれている人ばかりではありません。
土地を持っていない場合、多くの人は注文住宅を検討し始めたタイミングで土地も一緒に探すことになります。
私自身家づくりを始めた頃、土地は不動産会社に紹介してもらうというイメージが強かったため、ハウスメーカーに協力してもらうという考えに至らなかったのですが、
実際に土地探しを経験してみて得た教訓は、
「希望通りのお家を建てたいならハウスメーカーと一緒に土地探しをすべき!」
ということです。
では、早速その理由を説明したいと思います。
ハウスメーカーに依頼すべきの4つの理由
見ている情報は不動産会社と同じ
全ての不動産会社は、定められた媒介形態の土地情報を全て、「レインズ」という情報システムに登録しなくてはいけません。
このレインズは、不動産会社限定であり、一般の人は基本的に見ることができません。
実は、このレインズを見れるのは不動産会社だけでなく、ハウスメーカーも見ることができます。
なので、レインズに掲載義務のない媒介形態を除いて、ハウスメーカーでも不動産会社と同じ情報を見ることができるのです。
お家づくりを始めた頃、当然この事実を知らず、土地探しについてまだ何も分からない状況だった私は、
一条工務店で建てることを決めたタイミングで、とりあえず不動産会社に行かないと始まらないと思い、建築希望エリアにあるレビューの良さそうな不動産会社に行きました。
さらに、いくつかの不動産会社に連絡し、土地情報の紹介を依頼しました。
頻繁に土地情報がメールで入ってくるようになったのですが、正直その土地が良い土地なのかどうなのか分かりませんでした。
当然ですよね。
不動産会社は我が家がどんなお家を建てたいかを聞いてきたことは一切ありませんでした。(どこのハウスメーカーを検討しているかくらいは聞かれた気がします。)
ようするに、土地を売りたくて売りたくて仕方ない不動産会社は、とにかく条件に合いそうな土地を大量に送り付けているだけだったのです。
もちろん、その中に良い土地もあったかもしれません。
しかし、その判断をするためには、まずどのような家を建てたいか、どれだけの建築費用が必要なのかを把握していないと自分に合った土地かどうかを判断することはできないのです。
どんな理想を言っても、その土地の広さと条件の範囲内でしかお家を建てることはできません。
宅地に家を建てる際には色々なルールや規制があり、土地自体にも素人には分からない問題が隠れていたりします。
隠れた問題に気が付かず購入してしまい、予想外のコストがかかってしまうと建物の費用を削らなければいけなくなります。
絶対にこのキッチンカウンターを採用したい!と思っていても、泣く泣くグレードを下げなくてはいけなくなるかもしれないのです。
土地を買う理由は建物を建てるためです。
実際に家を建てるハウスメーカーと一緒に土地探しをしていくほうが、理想のお家に必要な土地がどのような条件なのか、
また、どんな土地を探すべきか明確になり、自分に必要な土地を見つけやすくなります。
全体の予算を把握しやすい
注文住宅での家づくりはよっぽどのお金持ちでない限り、どうしても予算という制限が付きまといます。
夢のマイホームですが、夢だけでは建てられません。
理想のお家が予算内に建てられるのかどうかは後悔のない家づくりにおいて、かなり重要です。
我が家の営業担当者さんが教えてくれたのですが、
ハウスメーカーを決める前に不動産会社で先に土地を購入して、ハウスメーカーに建築を依頼してくるケースがよくあるとのこと。
いざハウスメーカーに建築を依頼しても、希望の広さにするには予算が足りないということが実際に多いそうです。
建物の予算を把握せずに土地を購入してしまったからです。
注文住宅をスタートする前から理想のお家が建てられないと分かった時の絶望がどんな感じか想像してみてください。
絶対に嫌ですよね…
このような失敗をしないためにも、まずは、気に入ったハウスメーカーで希望の建築エリアを伝えてみてください。
ハウスメーカーは近隣エリアの土地相場を把握していますので、
提示した予算で希望のお家を建てることが可能なのかある程度分かるでしょう。
もしかすると、希望のエリアでは理想に程遠い小さな家しか建てることができないかもしれません。
逆に、理想のお家が建てれるかもしれないという可能性が少しでもあるのであれば、すぐに土地探しを依頼しておけばいいのです。
予算に合った土地情報が見つかったときにすぐに連絡してくれます。
隠れた問題を見つけやすい
土地には素人に分からない問題がたくさん隠れています。
また、家を建てるにはすべて建築基準法のルールに従って建てる必要があります。
土地についての知識という意味では、ハウスメーカーより不動産会社のほうが詳しいかもしれません。
しかし、詳しいからと言って教えてくれるかはまた別問題です。
土地を売りたい不動産会社は、当然不利なことは極力隠したいという心理が働きます。
もちろん良心的な不動産会社もたくさんあると思いますので、誤解していただきたくないのですが、そういった傾向があるという一個人の意見です。
家を建てる上で色々な問題に直面しているハウスメーカーは、土地の購入時に気を付けなければいけないことを把握しています。
ハウスメーカーにとって家を建てる際に不利な条件は、施主と同じくらい嫌なことなのです。
そういった意味で、ハウスメーカーと一緒に土地探しをするほうが希望の家を建てやすくなります。
実際に我が家が経験したことですが、
ネットで土地情報を探していた時に、希望のエリアで安い土地を見つけたので、すぐに営業担当者さんにその情報を送りました。
するとすぐに返事があり、その土地は辞めといたほうがよさそうだということでした。
理由を聞くと、

相場より明らかに安いため、具体的には分かりませんが、何か問題がありそうです。
という回答でした。
確かに安かったため、何かあるかもしれないと思ったけど、
そんなの見て見ないと分からないじゃないか!と思った私は、週末行ってみることにしました。
いざ現地に行って見たのですが、当然何も分からなかったです(笑)
しかし、偶然向かい側に住んでいるおじさんが家の前にいて、親切にその土地の様子を教えてれました。
その日は晴れていて分かりませんでしたが、雨が降るとすぐに水浸しになってしまう水はけの悪い土地だとのこと。
営業担当者さんの読みは当たっていました。
このように情報収集すれば分かることもありますが、分かりづらいこともあります。
それは地面の中です。
購入後に地中に埋設物が見つかり、着工が延期となるなだけなく追加の費用がかかるケースは少なくないようです。
また、地盤の弱い土地であれば必ず地盤改良が必要となります。
地盤改良は決して安いとは言えません。
地面の下の誰も見ない場所に数十万円~数百万円のコストをかけなければいけなくなるというのは悔しいですよね。
一条工務店は、地盤調査課という部署が存在しており、自社で地盤調査を行っています。
購入前に依頼すれば地盤調査も行ってくれますので、安心です。
我が家が購入した土地において、一条工務店の良心的な対応のおかげで、地盤改良にかかる予定だった100万円をたったの4万円にすることができました。
トラブル時に守ってくれる
一条工務店で建てる場合は特に「ハウスメーカーに依頼する」という方法にメリットがあります。
その理由は、一条工務店と協力している不動産会社の存在にあります。
一条工務店は業務を委託している不動産会社があり、通常は土地情報に関して掲載元の不動産会社に問い合わせる際にその委託している不動産会社を通して連絡をします。
この不動産会社が間に入るということがとても重要なのです。
ハウスメーカーに依頼するという方法のメリットをお伝えしてしてきましたが、
厳密にいうと、一条工務店の場合は
ハウスメーカー = 協力している不動産会社
という意味になるため、不動産会社に依頼する方法とハウスメーカーに依頼する方法のメリットの両方を享受できるのです。
当然、ハウスメーカーの営業マンより不動産会社のほうが土地に関しての知識があります。
また、売買契約の前に契約書をすべて確認し、不利な条件やおかしなことがないか確認してくれますし、
契約後もトラブルが発生したときにその不動産会社が強い味方となって対応してくれます。
もし、個人で土地を購入した場合、何か起きたときにはすべて自分で解決しなければいけません。
実は我が家の土地探しでの一番の失敗は、この不動産会社を間に入れることができなかったことです。
その原因は、
ネットで見つけた土地情報を詳しく知りたいと思った私が、掲載元の不動産会社に「資料請求」してしまったからです。
不動産会社は仲介手数料というもので利益を得ています。
この手数料の儲け方にはいくつかの種類がありますが、一番儲かるのは「両手取引」と言われているやり方です。
この仲介手数料というのは売主にも買主にも取引金額に応じて請求することができるため、依頼を受けた不動産会社が買い手を自ら見つけた場合、売主からも買主からも手数料を受け取ることができます。
しかし、先ほど紹介した一条工務店の委託不動産会社が私より先に連絡していた場合、私は仲介手数料を一条工務店の委託不動産会社に支払う必要があるため、依頼を受けた不動産会社は買主から手数料を受け取ることができなくなります。
これを「片手取引」と言います。
どの不動産会社も当然、両手取引をしたいため、一度でも買い手と連絡を取っていた場合、後から代理で別の不動産会社が連絡をしても、取り合ってくれません。

Keola様の代理で連絡をいたしました。○○の土地について資料をいただけないでしょうか。

Keolaさんとは以前やり取りをしていますので、直接連絡をいたします。
というように間に入れてくれなくなるのです。
…やり取りって、資料送ってもらっただけやないの!!!!しかも、質問したのにメール無視だったし!!!!!!!!
と腑に落ちない気持ちでいっぱいになりました。
同時に一条の営業担当者さんに対しては、「そんなに重要なことは最初に教えてよ!」って怒りたかったですが、後の祭り。
既に手遅れだったので、仕方なく直接の取引で進めることになりました。
そんな状況の中、我が家の営業担当者さんが気を使ってくださり、土地の取引についてはすべてサポートしてくれたので、契約まで問題なく進めることができました。
今後、トラブルがあった際もきっと助けてくれると信じてます^^
このような理由から、掲載元の不動産会社に直接資料請求をすることは絶対にお勧めしません。
まとめ
注文住宅の土地探しをハウスメーカーに依頼すべき理由を4つ紹介しました。
冒頭でお伝えした通り、理想のお家を建てるために土地はとても重要です。
よほど広い土地でない限り、その土地の形状と条件の範囲内でしか建てることができません。
ハウスメーカーと一緒に土地探しをすることで、理想の家を建てるための土地を見つけやすくなります。
皆さんも後悔のない土地探しができますように。
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