【一条工務店】i-smart平屋28坪の見積り公開!家は坪単価で建ちません…

お金

こんにちは、Keolaです。

家づくりにおいて最も重要な資金計画。

理想の注文住宅を建てるにも、それを実現するための資金が必要です。

家づくりを検討し始めると各ハウスメーカーの坪単価をネットで情報収集する人が多いと思います。

我が家も例外なく各社の坪単価を調べました。

実際に一条工務店で注文住宅を建てて分かったことは、

ネット上で紹介されている多くの坪単価情報は建物本体のみの価格で計算されていることがほとんどだということ。

実際には建物本体以外にも多くのコストがかかります。

我が家の場合、最終的に確定した総額費用は契約時の見積金額から250万円ほど増えています。

もし、予算オーバーで理想の家が建てられないという事態となったら大変なことです。

我が家はなんとか予算内に収めることができましたが、後悔しないためにも、やはりハウスメーカーを検討する段階で本当の坪単価を知っていて損はないと思います。

今回は、我が家の見積書をもとに平屋28坪の本当の坪単価を紹介します。

一条工務店を検討している方は是非参考にしてください。

各ハウスメーカーの坪単価

一度は名前の聞いたことのあるハウスメーカーの坪単価をざっくり比較してみます。

我が家が建てた一条工務店は一般的にはローコスト住宅に分類されますが、その中でも高額な部類に入るのではないかと思います。

100万円~90万円
  • 住友林業
  • 三井ホーム
  • ヘーベルハウス
  • 積水ハウス
90万円~80万円
  • セキスイハイム
  • パナソニックホームズ
  • ミサワホーム
80万円~70万円
  • 一条工務店
  • トヨタホーム
  • 住友不動産

住宅産業新聞のデータを参考に算出した平均単価

一条工務店は80万円~70万円となっています。

冒頭で申し上げた通り、これは建物費用でのお話。また、各社様々な商品を展開しており、実際にはもう少し幅があると考えたほうが良さそうです。

一条工務店各商品の平均坪単価

商品名 坪単価
グランセゾン75万~80万
セゾン65万~70万
アイスマート70万~75万
アイキューブ 55万~65万
ブリアール 60万~65万
円熟の家 百年70万~80万

あくまでも参考程度にして頂ければと思いますが、2021年も春に値上げがありましたので実際にはもう少し高いかもしれません。

我が家は一条工務店で一番売れているi-smartを選びました。

一般的に平屋は2階建てよりも坪3~5万円高くなります。

我が家は平屋にしたので、上記の情報をもとにすると建物費用は平均を取って 

73万円+3万円=76万円 

くらいになりそうです。

それでは実際にどうだったかを見ていきましょう!

平屋28坪の全費用

こちらが我が家の最終見積書です。

一条工務店の見積書は下記の5つに分かれています。

また、実際には右ページに「⑥その他費用」として土地代金や仲介手数料が記載されていますが、今回は建物に付随する費用のみのお話なので割愛します。

①建物本体工事費用

一条工務店は平米単価計算となっています。

施工面積 x ㎡単価 = 建物本体工事費用

我が家の場合は、

93.16㎡ x 223,749円 = 20,844,456円

建物費用で2千万円強。

これを坪単価に換算してみましょう。

93.16㎡ x 3.306 = 28.18坪

一坪当たりの金額は、

我が家の坪単価

20,844,456円 ÷ 28.18坪 = 739,690円

我が家の坪単価は約74万円となりました。

予想は76万円でしたので近しい数字になったのではないかと思います。

しかし、実際には建物本体工事以外の費用がかかってきます。

②各種申請費用

項目費用
確認申請・長期優良住宅手続き及び諸経費339,400円
住宅瑕疵担保責任保険法人検査確認書45,000円

小計:384,400円

一条工務店のお家は長期優良住宅になります。

住宅ローン減税や、住まい給付金を希望する場合は必ずここに申請費用が含まれます。

還付金を受けるためにお金がかかるというのも変な話ですが…

③付帯工事費用

項目費用
仮設工事370,000円
屋外給水設備工事225,500円
屋外排水設備工事264,700円
屋外雨水設備工事148,300円
残土処理費285,000円

小計:1,293,500円

初めて見積書をもらった時に一番驚いたのがこの費用。

我が家の場合土が多かったため残土処理費用が発生していますが、それを除いても約100万円が屋内外の配管工事でかかっています。

何を隠そう、最初に計算した坪単価にはこれが含まれていません。

②申請費用と③給排水工事費用は金額に多少の差があるとは思いますが、ほぼ確実に必要なコストです。

いったんこの時点での実際の坪単価を再度計算してみたいと思います。

①20,844,456円 + ②384,400円 + ③1,293,500円 ÷ 28.18坪 =  799,232円

この時点で既に約80万円となりました。

④標準仕様外工事費用

これはオプション費用のことです。

オプションなのでこの金額は人それぞれとなってきますが、我が家の場合大きく分けて2種類に分かれています。

  1. ほぼ必須オプション
  2. 必須ではないけど欲しいオプション

ほぼ必須オプション

項目費用
ベタ基礎590,500円
ハイドロテクトタイル366,300円

小計:956,800円

平屋の場合、よほど固い地盤でない限りベタ基礎となります。

外壁材のハイドロテクトタイルにしたくて一条工務店を選んだようなものなのでこちらも外せません。

i-smartにしてハイドロテクトタイルを選ばない人のほうが少ないと思うので、そういう意味ではこの費用も坪単価に含めて考えても良さそうです。

このほぼ必須オプション費用を合算した坪単価を出してみます。

①20,844,456円 + ②384,400円 + ③1,293,500円 + ④956,800円  ÷ 28.18坪 =  833,185円

一条工務店のi-smartで平屋28坪を建てる場合、最低でも坪83万円と考えたほうが良いという結果となりました。

必須ではないけど欲しいオプション

項目費用
全館さらぽか空調421,800円
エコキュート変更32,000円
立水栓変更(混合立水栓)29,700円
玄関ドア電気リモコンキー60,000円
グランドカップボード(無料特典)293,000円
グランドカップボード(家電収納タイプ)236,000円
キッチンカウンター天然御影石150,000円
カップボードカウンター天然御影石70,000円
トイレ変更(ネオレスト)135,500円
オリジナルLED照明器具7,400円
照明器具137,312円
電気工事追加85,400円
その他諸々

小計:1,709,752円

我が家の場合、カップボードや御影石は絶対欲しいオプションだったのでした。

照明関係は一条オリジナルでやればもう少し費用を抑えられたかもしれませんが、自分で交換できないのが嫌だったのでパナソニックから選んでいます。

かなり頑張って抑えたのですが、最終的に170万円のオプション費用となりました。

一条ブロガーの方々の記事を読むと、キッチン周りや電気リモコンキー、トイレ等をオプションで選んでいる方が8割以上いる印象でした。

トイレをネオレストの上位機種にしている人は殆どいませんでしたが…

正直、我が家のオプション費用は安いほうだと思います。(結構我慢しましたw)

多少の前後はあるとしてもこのぐらいの費用はかかると思って良いかと思います。

標準仕様外工事費用の小計:2,666,552円

⑤太陽光発電システム費用

一条工務店と言えば「オリジナル太陽光パネル」。

一条工務店を選んだ理由の大きな理由の一つです。

太陽光パネルを屋根の代わりとしてしまうという発想が私の考え方にドンピシャでした。

i-smartを選ぶ方は太陽光パネルを設置する方が殆どだと思います。

項目費用
オリジナル「太陽光&蓄電池パッケージ」1,992,000円

小計:1,992,000円

我が家は11kw分のパネルを設置します。

現在の一般住宅の太陽光パネル設置容量の平均は5~7kwくらいだそうです。

屋根一体型なので通常の倍近く搭載可能なのです。

ただやはり初期コストがネックですね。

これはある意味一条工務店のクオリティーを信じて投資できるかどうかだと思います。

結論:平屋28坪の実際の坪単価

最終的に建築費用総額が約3千万円となりました。

この合計金額で坪単価を算出すると、

29,898,998円 ÷ 28.18坪 =  1,061,000円

Keola
Keola

えええええ、100万円超えてる…

28坪は決して大きな家とは言えません、むしろ5人家族には小さいくらいです。

それでも実際の坪単価は100万円となるとかなりの総額費用となります。

まとめ

i-smartを検討されている方は坪単価80万~100万円で予算を組むことをお勧めします。

最終的に予算を下回っていればみんなハッピーですが、

予算オーバーとなると誰も得しません。ハッピーなのは銀行くらいでしょうか…

建物以外の費用がどれだけかかるかというのは、実際に打ち合わせしていかないと完全に把握することは難しいです。

我が家が家づくりを検討し始めた段階では正直分かっていませんでした。

インターネットの坪単価ランキング情報を参考に「だいたい80万円くらいかな~」という軽い気持ちで契約しましたが、大誤算でした。

もう少し月々の支払額を抑えたかったですが、ぎりぎりのラインとなりました。

また、一条工務店は契約時にすごい雑な見積りで契約させられます。

契約前に希望のオプションを細かくメールで伝えましたが、ほとんど反映されていませんでした。

下記の画像が実際の契約時の見積書です。

ここから最終的に250万円増えたことになります。

契約時の見積書はかなり少なく見積もっていると思ったほうが無難です。

後悔のない家づくりのために資金計画はとっても大事だということを改めて痛感しました。

我が家の事例が参考になれば幸いです。

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