こんにちは、Keolaです。
お家づくりにおいて、一番と言っても過言ではないくらい悩むのがハウスメーカー選び。
我が家が一条工務店を選んだ理由第一弾を紹介します。
一条工務店を検討中の方への参考となれば幸いです。
第二弾の「ハウスメーカーの経営状況」についてはこちらから。
我が家が建物に求めること
結論から申し上げますと、ランニングコストです。
以前紹介したこのブログのテーマ。「小さな家の大きな幸せ」
コンパクトでメンテナンスフリーな家を建てることで、経済的な負担と手間を最小限にし、家族や友人との時間を増やすことで、人生をより豊かに送ることができるということをコンセプトに、このブログを始めました。
持ち家で幸せになる人と不幸になる人の違いは、このランニングコストにあると思います。
どんな家を建ててもメンテナンスは必要です。それにはコストもかかります。
長期間住み続けることが前提の場合、このコストがどれだけかかってくるのかで経済的な負担が変わってきます。
経済的自由は、人生に大きな喜びと豊かさをもたらす。
この考え方を家づくりに取り入れ、ランニングコストを最小限にすることを考えているハウスメーカー。
それが一条工務店です。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
①ハイドロテクトタイル
メンテナンスで最も費用がかかると言われているのが外壁。
外壁材には色々な種類がありますが、現在主流となっているのはサイディングではないでしょうか。
板状のものをシーリング材でつないで建物に合わせて張り付けていくだけなので、従来のモルタル施工に比べて施工時間が短く、材料費も安いため初期費用を抑えることができます。
しかし、10年ごとに塗装やシーリングの打ち替えが発生し、30年目にはサイディングの張り替えが必要となります。
最近は多少初期コストがかかっても、塗装不要のタイルのほうがメンテナンス費用がかからないことから、総タイル張りのお家が増えてきている印象です。
一般的にはサイディングよりタイルのほうが劣化しにくいため、メンテナンス費用を抑えることができますが、
一条工務店のハイドロテクトタイルは焼き付け処理をしているため、さらに長持ちします。
耐用年数はなんと60年。
一条工務店のハイドロテクトタイルは、塗装が必要ないため30年目のシーリングの打ち替えのみです。
私の実家はサイディング材を使用しており、実際に10年ごとに約100万円かかっているとのこと。
一般的なサイディング材を使用した住宅と比較すると、なんと50年で約640万円の差がでます。
疑いたくなる金額ですね。
正直、これを鵜呑みにはできません。
上図では、一条ハウスにおいて初めてのシーリング打ち替えは30年目となっていますが、実際には30年持たないような気がします。
根拠はないですが…
仮に10年ごとの打ち替えになったとしても400万円以上の差が出ますので、十分すごいですね。
現在はキャンペーン価格で採用できますので、初期費用を考慮しても長い目で見たときにコストを抑えることができるのではないかと思います。(永遠にキャンペーンのようですが…)
我が家が一条工務店を選んだ理由の中で一番大きいのはやはり、このハイドロテクトタイルでした。
そして、このハイドロテクトタイルと同じくらい重要だったのが、太陽光パネル。
②太陽光発電+蓄電池
昨今、太陽光発電システムを搭載したお家は珍しくないですね。
一条工務店だけでなく、多くのハウスメーカーでZEH対応の家を建てることができます。
新築でなくとも後付けで太陽光パネルを設置しているケースも多いのではないでしょうか。
我が家のハウスメーカー選びにおいて、太陽光パネル搭載は必須条件でした。
同時に、蓄電池も絶対ないとダメだと思っていました。
が、、、
初めて住宅展示場に訪れた2019年には蓄電池を搭載しているお家は私の知る限りありませんでした。
当然、一条工務店でも蓄電池は取り付けられないのかと、聞きました。
申し訳ございません。
蓄電池は現在取り扱いがありません。
当時がっかりした私は、「こうなったら自分で後から蓄電池をつけるしかない」と思っていました。
ところが、一条工務店と再会した2020年にはなんと一条工務店オリジナルの蓄電池がセットで付くようになっていたのです。
これには驚きでした。
現在も蓄電池は高額でZEHを推奨している別のハウスメーカーでも聞きましたが、高額なため採用するのは現実的ではないという反応でした。
「蓄電池を付けたいです!」と言ったことに対して、検討もせずもはや拒否られたような状態でした。
そんな中、一条工務店は自社で開発してしまったのです。
さすが一条工務店。
条件クリアです。(笑)
そして、あともう一つ決め手となった重要なことがあります。
殆どのハウスメーカーは屋根材の上に太陽光パネルを載せてますよね。
これが私には理解できません。
なぜなら、通常であれば太陽光パネルより屋根材が先に劣化します。
そうなると屋根材を交換するためにすべての太陽光パネルを取り外してからでないと交換できません。
一般的に太陽光パネルの取り外しは、取り付けよりも費用が高いと言われています。
ただでさえ外壁と同じくらいメンテナンスコストのかかる屋根なのに、太陽光パネルも取り外さないといけないのです。
更に、一度外すとメーカー保証がなくなるということがほとんどのようです。
せっかく売電で回収してきた収益を屋根材交換のための費用で減らされるなんて、
そんなアホみたいな話あるでしょうか。
先ほどと同じZEH押しのハウスメーカーでこれについて質問してみたところ、面白い答えが返ってきました。
「太陽光パネルは数十年劣化しません。そしてその下にある屋根材も直接太陽に当たっていないのでほとんど劣化しないため、屋根材の交換は太陽光パネルが載っていないところのみとなります。」
うん…
言いたいことは分かりますが、実際それしますか?
業者に依頼したらそんなちぐはぐなことはせず、全部取り換えになるのが目に見えています。
「太陽光パネルの下は劣化しにくい」ということを分かっている一条工務店が考えたのが、
屋根一体型太陽光パネル
太陽光パネル自体を屋根材としてしまおう!ということです。
こうすれば、そもそも屋根材が必要なくなります。
一条工務店の太陽光パネルの耐用年数は20年。
問題が起きなければスレートなどの屋根材より長持ちします。
屋根いっぱいに太陽光パネルを敷き詰めることで、発電量も増やせるので一石二鳥ですね。
太陽光発電については別の記事でまとめていきたいと思います。
③高気密高断熱
年間を通してお金がかかる冷暖房費用。
ランニングコストという側面で考えたときに、高気密高断熱住宅はその費用を最小限に抑えることができます。
一条工務店のC値は0.59cm²/m²。
C値とは、
建物の床面積に対する隙間面積の割合のこと。数値が小さいほど気密性が高いということを意味する。
この数値がどれくらいすごいのかというのが分かりやすく説明されていました。
一般住宅に比べ、一条ハウスは約8倍。
高気密に加え、高断熱の一条ハウスでは、年間の冷暖房費が一般住宅に比べて1/6に抑えることができます。
現在我が家が住んでいるアパートは冬は寒く、夏は暑い高気密高断熱とは真逆の環境です。
この環境から脱したい我が家にとっては、お家を建てる上で高気密高断熱は外せない条件でした。
ランニングコストの観点で忘れてはいけないことがもう一つ。
それは断熱材です。
一条ハウスは「高性能ウレタンフォーム」を使用しています。
i-samrtにおいては外内ダブル断熱構法により外壁に隙間がなく、さらに天井と床にも使用されており、ウレタンフォームですっぽりと覆われています。
まさに、魔法瓶です。
断熱材にとって一番の敵は「湿気」
温度の違う外の気温と室内の気温に挟まれており、結露が起きやすい環境であると言えます。
湿気により断熱材が水分を含み、変形やカビが発生してしまうと大変です。
断熱材には色々な種類がありますが、安価なグラスウールなどの繊維系断熱材に比べ、ウレタンフォームは透湿率が低く、長持ちします。
高断熱であってほしいのは新築時だけではありません。
ウレタンフォームが絶対に劣化しないというわけではありませんが、
数十年と住み続けている間、新築時と同じ断熱性を少しでも長く維持するためには耐久性のある断熱材を使用している必要があります。
④全館さらぽか空調
高気密高断熱だからこと実現できる一条工務店独自の空調システム、「全館さらぽか空調」。
標準仕様の全館床暖房に加えて、エアコン冷房の代わりとなる床冷房+デシカント+サーキュレーターという組み合わせで夏の快適な空間を作ることができるシステムです。
さらぽかはオプション扱いのため、費用がかかります。
私が契約した時点では1.5万円/坪のキャンペーン価格となっていましたので、28坪の我が家で採用した場合、
1.5万円 x 28坪 = 42万円
ネットで調べると採用に関して賛否両論のようですが、この価格で採用できるなら個人的には絶対に採用すべきオプションだと思います。
採用しない人の理由の大半は導入費用が高いということ。
家が大きければ大きいほど高くなります。
逆に家が小さければ費用も抑えることができます。
このブログのテーマである「コンパクトで小さい家」にする理由はこういったところにも繋がります。
私がさらぽかを採用すべきだと思った一番の理由は、デシカント設備が導入できるということです。
デシカントは簡単言えば大きな除湿器。
このサイズのデシカントシステムを一般住宅に導入しようとしたら100万円は軽く超えるでしょう。
日本での生活では避けて通れない「湿気」。
それをコントロールできるデシカントシステムをこの値段で導入できるのは破格です。
採用しない理由で次に多かったのは、ランニングコスト。
デシカントシステムは確かにロスガードより電気代がかかります。
どこまで正確かは分かりませんが、ネット上の情報だとロスガードの3倍ほど。
ロスガードは24時間運転で月1,000円程度、デシカントは月に3,000円ほどかかるようです。
その差額2,000円。
この金額は果たしてデメリットでしょうか?
デシカントによる家中の湿度コントロールができた場合、夏のじめじめがなくなり、カビが生えず家具家電も長持ちするでしょうし、結露も起きにくくなるため壁紙の劣化も防げます。
そう考えると、むしろ長い目で見たときにランニングコストを抑えることになっているように感じます。
確かに10年間の売電収益に影響するとは思いますが、買取が終わったあとは一条ハウスで発電できる電気を毎日使い切ることは不可能です。
そういった意味でも2,000円をケチる意味はないのではないでしょうか。
さらぽかを採用しない理由に、高気密高断熱の一条ハウスではエアコン1台で十分快適に過ごせるというのもあります。
エアコン全館冷房について書いている一条ブロガーの方の記事を何度も読み、勉強させて頂きました。
しかし、何度読んでも、結局さらぽかを導入すべきだと感じるのは私だけなのでしょうか。
確かにエアコン一台で快適な空間を作ることは可能だと思います。
でも、エアコンは24時間運転することを前提としては作られていません。
エアコンへの負荷が大きくなれば壊れるリスクも大きくなります。壊れれば結局費用がかかります。
色々な理由を並べてきましたが、
我が家がエアコンではなく、さらぽかを導入したかった最終的な理由は、
「健康」です。
毎年、夏のエアコンで喉が痛くなり、風邪を引きます…
健康を維持できるのであれば、それだけでも十分な費用対効果を期待できると判断し導入することにしました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後にもう一度まとめます。
誰も聞いたことないような一条工務店の秘密ではなく、
誰もが聞いたことのある一条工務店の特徴だったかと思います。
ですが、それが我が家の理想とするお家に必要な要素でした。
一条工務店を選んだ理由、第二弾は
「ハウスメーカーの経営状況」
についてです!
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