【ウッドショック】一条工務店は坪単価値上げ?

一条工務店について

こんにちは、Keolaです。

2021年に入って急に「ウッドショック」という言葉がニュースに出るようになりましたね。

昨年末に一条工務店と契約した我が家にとっては不安なニュースです…

そこで、一条工務店への影響はあるのかどうか営業担当者さんに聞きいてみました!

結論の前にまずは、そもそもウッドショックとは何なのかをまとめたいと思います。

ウッドショックとは

出典:Newsweek

ウッドショックとは、
木材の需要が供給を上回り、木材価格が急騰すること。また、その影響により木材を入手することが困難な状況になること。

2020年夏ごろより徐々に始まり、現在このウッドショックと呼ばれる状況が世界各地で起きています。

近年の日本では、建築用木材の約7割を輸入に頼っているため、輸入できず手に入らいないか、手に入ったとしても相場より高値で買わなければいけない状況です。

ウッドショックの影響

  • 坪単価値上げ、契約金の見直し
  • 引き渡しの時期の延期
  • 輸入木材から国産材への変更

坪単価値上げ、契約金の見直し

まず一条工務店においては、今のことろ既に契約している施主に対しての契約金見直しはないとのことでした。

一安心です^^

理由は、「値上がり前の在庫を確保できているから」とのこと。

さすが一条工務店。

ウッドショックとの影響とは関係なく、2021年4月に値上げをしているようです。

一条工務店でこれから契約する方はそこまで焦る必要はないかもしれませんね。

ただ、中小規模のハウスメーカーや工務店などでは毎月のように値上げをせざるを得ない状況のようです。

あの大手ハウスメーカーであるタマホームでさえ、5月、6月と立て続けに1棟当たり40万~60万円の値上げをしているとのこと。

我が家の候補になっていたハウスメーカーも坪2万円ほど毎月上がっていると関係者から聞きました。

引き渡しの時期の延期

これに関しては特に言及しなくとも明白ですが、材料が入手できなければ当然、工事も進まず完成時期がずれ込みます。

一条工務店においては、コロナの影響で受注が急増し、引き渡し時期が現在は契約から1年以上かかる状況です。

営業担当者さん曰く、一条工務店の施工業者は一条工ハウスを建てるためのトレーニングを受けており、受注が増えたからと言って、いきなり一条ハウスを建てたことのない業者には頼まないそうです。

施主としては安心ですね。

ただ、受注が急増すれば、その分予約待ちとなり、引き渡し時期も長くなります。

実際、我が家より後に他社のハウスメーカーで打ち合わせを始めた友人に先日電話をしたら、我が家より数ヶ月早く引き渡し予定となっています。(泣)

輸入木材から国産材への変更

ある大手ハウスメーカーで打ち合わせ中の知り合いから直接聞いたお話です。

先日急遽、営業担当者から電話があり、重要なお知らせがあるのでミーティングをお願いできないかと連絡があったそうです。

当日、営業担当者から告げられた内容は、

「アメリカ産の太い柱が入手できないため、もう少し細い柱に変更になる可能性があります。」

と言われたそうです。

耐震性や耐震性には問題なく、変更しても特に支障はないとのこと。

ただ、細くなると聞いていい気持ちがする人はいないですよね…

さすがに知人も快く受け入れることはできないと話していました。

着工までまだ時間があり、その時までに予定していた木材が入手できるような状態に回復する可能性はゼロではないので、希望を捨てていないと言っていましたが、

実際いつ回復するかは分からないため、ただただ待つことしかできないというのは不安ですね。

ウッドショックの背景と要因

そもそもなぜ、このような状況になってしまったのでしょうか。

まず主な理由として、コロナによるリモートワークの急増や自宅で過ごす時間が増えたことにより、注文住宅やリフォームの受注が急増している、ということが言えます。

これが日本のみならず、世界で起きています。

アメリカでは「低金利」がこの状況に拍車をかけており、建設ラッシュ状態。

自国で木材を消費しているため輸出に回せなくなっている状況です。

2つ目の要因は、コンテナ不足

コロナの影響が出始めた頃、中国での港作業に遅れが発生し、輸送コンテナの滞留が起きました。

今もなおその遅れの影響が出ており、世界中がコンテナ不足。

運賃の値上げも余儀なくされているため、さらに木材輸送が困難な状況になっています。

3つ目の要因は、中国の爆買い

中国が経済対策として企業の工場やインフラ、不動産へお金がつぎ込んでおり、それに必要な木材を値段を問わず海外から買いあさっている状況が続いているようです。

日本はJAS規格というのを定めており、品質の良い木材だけを輸入していました。

木材の供給側としては、細かい要望のある日本よりも、大量に高値で買ってくれる中国に売ったほうが儲かります。

このような理由により、日本には海外から材木が入ってこず、入ってきても高値で買い付けた木材のため、住宅価格に影響を及ぼしている状況です。

ウッドショックは初めてではない

現在起きているウッドショックは「第3次ウッドショック」と呼ばれています。

過去に第1次と第2次があったということです。

第1次ウッドショック 1992年~1993年
主な要因は環境問題。絶滅危惧種のマダラフクロウなどを保護する目的で伐採規制が行われ、さらにカナダでも過伐調整のため原木伐採削減が行われたため木材価格が急騰。

第2次ウッドショック 2006年
BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)の木材消費が急増。特に中国の消費量増加で供給が追いつかなくなり、木材不足になる。

そして今回が第3次です。

第1次と第2次は比較的、短期間で供給が戻り、価格も安定したようです。

今回はコロナウイルスが原因となっているため、長期化する可能性もあり得ます。

注文住宅を建てるなら早く行動すべき!

これから契約する場合は、ハウスメーカーにどのような影響があるのかを確認することをお勧めします。

坪単価値上げの影響があれば、予算にどのくらいの影響がでるのか、

またもし、工期遅延が予測される場合は、住まい給付金や住宅ローン減税の対象となのか。

ハウスメーカーの営業文句のようになっている言葉、

「坪単価値上げはあっても、値下げはない」

業界の暗黙のルールのようですが、一条工務店においても例外ではありません。

木材高騰による値上げがあったハウスメーカーは今後、価格が安定し戻ったとしても坪単価を下げることはないのです。

オプション仕様などを特別キャンペーンと歌い、標準仕様のグレードアップをして差額の調整をします。

今回のウッドショックという状況を受け、注文住宅を建てるなら早く行動すべき!と改めて感じました。

「オリンピック後に値下がりするからもう少し待ったほうがいいよ」と言われ、一時は待つことにしたのですが、結局早く行動して本当によかったと思っています。

田舎に引っ越したかった我が家にとって土地価格の上昇は心配ではありませんでした。しかしコロナウイルスの影響でリモートワークが増え、郊外での住宅購入が急増したため、候補となっていたエリアの土地はどんどん上がっています。

少子高齢化社会において、日本は人口減少により土地が余ってくることは明白ですので、いつかは下がるかもしれません。

その時を待つのもありだと思います。

しかし、こんな状況だからそこ持ち家があることで、家族や友人との時間をお家で楽しく過ごしたりすることができ、本当の幸せを得る機会となるのではないでしょうか。

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