一条工務店の家づくりスケジュール 流れを把握することの重要性

一条工務店について

スケジュールを把握することの重要性

家づくりの流れを理解することは、後悔のない家づくりをするためにとても重要だと感じました。

なぜなら、決めるのはすべて家を建てる自分自身だからです。

家づくりは自分で進めていかなけれななりません。

もちろんハウスメーカーの営業担当者が助けてくれますが、あくまでも「家づくりの案内人」なのだということを改めて感じました。

自分で進めなくても家づくりはなんとなく進んでいきます。

しかし、決断していかなければいけないことがたくさんある中、営業担当者にまかせっきりでいると、気が付いた時には考える時間がなく慌てて決めてしまうことになります。

我が家を担当してくださっている営業担当者さんは、とてもいい人で全力でサポートしてくださっています。我が家の場合は建てる場所が県外となるため色々苦労させてしまっています…

できる営業マンだからこそ、というのもあるかもしれませんが、抱えているお客さんも多いのかなと想像してます。とにかく忙しそうです。

すべてにおいて細かいところまでフォローすることは不可能なのです。それは一条工務店に限らず、どこのハウスメーカーで建てるとしても理解しておくべきことだと思います。

以前、要望書について紹介しましたが、要望書の作成をすべきだという思いに至ったのも、一条工務店での家づくりの流れを知った時でした。

家づくりは長い道のりです。楽しいですが、楽ではありません。むしろ大変なことの方が多いと思います。特にまだ小さい子供がいる家庭では時間を作ることがそもそも難しいです。

実体験を通して言えることは、

全体のスケジュールを理解し余裕をもって考えていけるようにすることで、後悔のない家づくりができる。ということです。

実際のスケジュール表

一条工務店である程度気持ちが固まってきたらスケジュールの説明をしてくれます。

これが実際に説明を受けたときに渡されたスケジュール表です。

最初は青色の紙でした。検討中の人に使用する色なのかなと思います。我が家の場合は仮契約の意思を伝えたタイミングくらいから緑色のスケジュール表になりました。

全体の流れを把握するうえで、特に重要だと思うことは、

お金の流れ

住宅ローンの流れと、いつまでにどのくらいの現金が必要なのか。

Keola
Keola

私はこれを理解するのに苦戦しました…

理解できるまで何度も説明していただきました。嫌な顔せず何度も説明してくださった営業担当者さんに本当に感謝です。

家が建つまでの流れ

建築相談

住まいの体験会(工場見学)

コロナの影響で人数が制限されているのか、すぐには予約が取れませんでしたが、これは行って良かったです。

インテリア関係で選べる家具などの色が全て揃っているため比較しながら見ることができます。

一条工務店は基本的に値引き交渉に応じてくれません。

一条工務店で注文住宅を建てるうえで、少しでも得をしたいと思う人は是非行ってみてください。

ここで唯一値引きをゲットするチャンスがあります。

宿泊体験

一条工務店の宿泊体験用の家に無料で一晩泊まることができます。

一条工務店を検討している人は予約を早めに取っておくことをお勧めします。

入居宅訪問

これに関しては何故か全く話に出てこなかったので、我が家は見学の機会はありませんでした。

我が家は早い段階で一条工務店に決めたからかもしれません。

一般的に住宅展示場で展示されているお家はオプションだらけの高級住宅となっているというのをよく耳にするかと思いますが、一条工務店の展示ハウスはかなり現実に近いと言われています。

一条工務店もそれを売りにしています。

なので、実際に住まわれている方のお家見学はあまり必須ではなかったので、特に気になりませんでした。

気になる方は一条工務店に確認してみてください。

土地探し

ハウスメーカー選びと同じくらい、もしくはそれ以上に大変なのが土地探し。

土地探しで最も重要なのは、早い段階から「建築エリア」と「求める条件」を決めておくこと。

いい土地はすぐになくなります。上記2つが決まっていないと即座に決断できず、後悔することになります。

また、ものすごい広い土地もしくは、信頼できる人から購入するとった場合を除いて、土地探しはハウスメーカーを通して情報収集することをお勧めします。

特に一条工務店で注文住宅を建てる場合は、絶対に土地探しを一緒にやるべきだと感じました。

土地は重要です。

初めて注文住宅を経験して、土地の重要性を思い知らされました。

素人には分からないことがたくさん隠れています。

我が家は最終的にとても良い土地を購入することができましたが、

その過程で取り返しのつかない失敗もしました…

我が家の失敗談を含め、土地探しを一条工務店と一緒にやるべき理由を別の記事でまとめたいと思います。

概算見積りと仮間取り

資金計画

お家づくりの過程で一番重要なのではないかと思うのが資金計画。

一条工務店との資金計画を立てる前に、だいたいの予算を把握しておく必要があります。

そのために我が家はライフプランナーの方にお願いしました。

住宅購入は大きな買い物です。

私は買い物というより「借金」というイメージのほうが強いのですが…

我が家は35年ローンを組みました。

旅行したり、趣味に使うお金も欲しいし、老後資金や教育費など将来絶対に必要なお金もあります。

どのくらいまでの借り入れであれば、問題なくローンを返済してくことができるのかを把握することはとても重要です。

特に我が家のように20代で家を建てる場合、ライフプランナーやFPの先生に相談することをお勧めします。

住宅ローン審査申し込み

住宅ローンを組む場合は、どの銀行にすべきか悩みます。

私の後悔ポイントでもあるのですが、早いタイミングから銀行選びを始めておけばよかったなと思いました。

ただ、一条工務店の場合、分割融資が組める銀行を探す必要があります。

そうなると、かなり限られてきますので、あまり調べる意味がないかもしれません…

金利が安いと言われているネット銀行は基本的に分割融資をしてくれないため、ネット銀行を使用する場合はつなぎ融資が必須となります。

つなぎ融資の高い利息を払うのは避けたかったので、我が家は一条工務店提携の三井住友信託銀行でお願いすることにしました。

が、

結局つなぎ融資が必要となりました…

我が家の営業担当者さんには、つなぎ融資が必要だと言われていました。この記事を読んだ方が連絡をして下さり、その方は三井住友信託銀行の提携ローンでつなぎ融資は使わずに融資を受けられると一条工務店から言われたとのことで、親切に教えて下さいました!

最終的につなぎ融資なしで進めることができた理由も含め、詳しくは別の記事で書きたいと思います。

契約

仮契約~土地引き渡しまでの流れ
  1. ローン事前審査
  2. ローン本審査
  3. 土地買い付け申し込み
  4. 土地売買契約+建築請負契約
  5. ローン契約
  6. 土地決済/引き渡し

建築工事請負契約(仮契約)

一条工務店では「仮契約」と言われるものがあります。

私は当初これが嫌でした。

なぜなら現金100万円を契約金として支払わなければいけないからです。

これを支払わないと間取りや見積りをまともにやってくれません。

ふわっとした状態で100万円を預けなければいけないのです。

でも後から考えるとむしろこれが本来のやり方であり、メーカーと施主の双方にとってwin-winであるということを理解しました。

その理由は別の記事で書きたいと思います。

土地売買契約

先に紹介した仮契約は土地契約に合わせて行われます。

まず住宅ローンの本審査結果をもって、土地の買い付け申し込みを行います。

土地の買い付け申し込みが受理され、不動産会社での土地契約日が決まったら、契約日までの間に借り入れをする銀行に行き、ローンの契約を行います。

我が家の場合は、土地契約日の午前中に一条工務店との仮契約を行い、午後から不動産会社で土地の契約を行いました。ここで土地の手付金を現金で準備する必要があります。

土地契約が無事に済むと、決済日を調整します。

決済日=引き渡し日 となります。

当日は銀行に行き、そこで住宅ローン融資が実行されます。売主への入金と不動産移転登記の手続きをすると、晴れて土地が自分のものとなります!

初めてだとここまでが結構苦しかった…

早く打ち合わせしたーい!という気持ちなのに、

難しい話が多く、もどかしい期間でした。

打ち合わせ

建物打ち合わせ(5~7回)
  1. 初回ヒアリング
  2. 図面(2~4回)
  3. 仕様
  4. 電気・照明
  5. 最終仕様確認
外構打ち合わせ
  • 提携業者の場合、建物の仕様関係が決まってくると外構の打ち合わせが始まる
  • 回数は人によって

一条工務店の打ち合わせ回数は非常に少ないです。

これは多くの施主が同じように感じるようです。

個人的にはいいことなのではないかなと思っています。

理由は、打ち合わせは大変。ということと、コスト削減になっているのではないかなと思うからです。

打ち合わせは楽しいですが、大変です。たくさん悩みます。

初めて注文住宅を経験する人にとっては、正解がないことに対して決断していく必要があるというのもあると思いますが、時間があればあるだけ悩んでしまい、決められなくなってしまうのではないかなと思います。

また、打ち合わせは設計士さんの時間を使っているため、それだけコストがかかります。

そのコストもおそらく坪単価に含まれているわけですから、本来であれば長くなればその分の費用も支払う必要があるのではないかと思うからです。

私の考え方が正しければ、ローコスト住宅を実現しているハウスメーカーに対して文句は言えませんね。

工事着手承諾

打ち合わせの最終仕様確認で確認した内容に対して捺印をします。この承諾をもって一条は工場へ部材発注などの手続きを進めていきます。

これ以降は基本的に建物に対しての変更ができなくなります。

住宅ローン申し込み(建物)

必要な建築費用が確定したら、住宅ローンの申し込みと契約をします。

つなぎ融資が必要な場合は同時に手続きを進めていくことになります。

①着手金 + 預り金(80万円)

着手金=工事請負代金1/3-契約金(100万円)

一条工務店では3回に分けて工事代金を支払う仕組みになっています。

これも契約金と同様に施主側にとってはあまり好まれない仕組みかもしれません。

理由は、そもそも分割融資を行ってくれる銀行が少ないからです。

住宅ローン選びについても別の記事でまとめますが、一条工務店で建てる場合あまり多くの選択肢がありません。

我が家の場合は、非提携ローンやi-flatの場合、「つなぎ融資」が発生し、利息を支払わなければいけません。

また、ここで「預り金」という謎のお金をさらに支払う必要があります。

しかし、支払わないことも可能です。

正確には支払うのですが、一条工務店との仮契約で預けていた100万円をここで使用することができます。

預り金とは?
工事以外にかかる費用を都度支払いする代わりに事前にまとめて預けておき、支払いを一条工務店に代行してもらうためのお金。

工事以外にかかる具体的な費用は…
・地盤調査費用
・上下水道加入金
・登記費用
・設計報酬
・長期優良住宅申請費用
・つなぎ融資利息/印紙代  などetc…

つなぎ融資が発生した場合は引き渡しまでの期間分の利息を支払いますが、この預り金から支払われます。

最終的に残ったお金は引き渡し後に返済されます。

ここまで理解すると、最初にボヤっとした状態で支払った100万円は無駄ではなかったかなと思えますね。

着工

いよいよ基礎工事です。

基礎工事が始まる前に地鎮祭や近隣への挨拶をします。

上棟~仕上げ工事

屋根までの枠組みを2日~5日間でいっきに組み上げます。

この期間中に上棟式を行います。

その後、外部や内装の工事が行われ、最後に全体のクリーニングをします。

②上棟金

上棟金=工事請負代金1/3

ここで2回目の工事請負代金の支払いをします。

引き渡し

建物が完成すると、確認検査機関の検査員が申請されたとおりに施工されているかを検査します。

この検査が終わると「検査済証」が渡されます。

③最終金

最終金=工事請負代金1/3

ここで残金(3回目)の支払いをします。

最終金の入金とともに、いよいよ引き渡し日の調整を行います。

Keola
Keola

いよいよお引越し!

住宅ローン手続き

つなぎ融資を使用している場合はここで支払いをします。

入居後、メインの銀行と住宅ローン契約を行い、建物代金の住宅ローン融資を受け、つなぎ融資を使用していた銀行に返済します。

提携ローン利用で着手金のタイミングで既に融資を受けている場合は、ここでの手続きは発生しません。

その他にも登記表示の手続きや固定資産税の調査を同時に進めていく必要があります。

住み始めてからもやることがたくさんあって大変ですね…

まとめ

ここまで読んで、

「あれ、預り金の残りっていつ返金されるの?」

と思ったかもしれません。

諸経費の支払いがすべて終わってから約1~2ヵ月後に返金されます。

あと、入居後は住宅ローン控除や住まい給付金が対象となっていれば、その手続きも忘れずに進めないとですね。

途中でも書きましたが、土地契約+仮契約までの流れが特にややこしく、いつまでに何をすればいいのか、いくら現金を準備すればいいのかを把握するのに苦労しました。

その都度、担当営業者さんが教えてくれますので安心ですが、私の性格なのか次に何をするのか分からないと不安でした。

理解してたつもりで実は勘違いだったことも多々あり、ヒヤッとしたことがあります。

営業担当者さんに頼りすぎず、自分でスケジュールを把握することで、後悔のないお家づくりをすることができます。

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