「家は3回建てないと成功しない」は本当?
こんにちは、Keolaです。
人生の中で家を建てる経験は多くの人にとって何度も巡ってくるものではないと思います。ほとんどの人が初めての経験となるのではないでしょうか。
一生に一度あるかないかの買い物で
「絶対に後悔したくない!」
と誰もが思うでしょう。
家は3回建てないと成功しないとよく言いますが、私は1回目で成功することができると思います。
今回は、初めてでも後悔のない家づくりをするために重要だと感じた3つのことを紹介します。
先に結論を言うと、最も重要なことは、
成功のイメージを作ること。
新居での生活が始まり、想定していることと違ったことや、そもそもイメージ出来ていなかったことが出てきて「これはいらなったな…」「もっとこうしていれば使いやすかったのに」となるのです。
理想のお家がイメージできていれば、後悔のない家づくりができます。
理想をカタチにするために、
重要な3つのこと
①相談相手を決める
成功のイメージを作るための重要な最初のステップが相談相手を決めること。
家づくりは選択の連続です。
私にとって一番の相談相手は妻でした。
しかし、夫婦(家族)で決断するにあたり迷うことも出てきます。
信頼できる第三者の相談相手の存在は家づくりにおいて大きな助けとなりました。
お金について⇒ ライフプランナー
まず、理想の家を考えるにあたり予算を決めることはとても重要です。
当然ですが、予算によって建てることのできる家は変わってきます。
住宅購入を考え始めた頃、知識のない私でもその重要性はなんとなく感じていましたが、どうやって予算を決めたらいいかが分かりませんでした。
早いタイミングでハウスメーカーの営業さんから「予算はどれくらいで考えていますか?」と聞かれるでしょう。
私は「…どうやって決めたらいいですか?」
という状態でした。
そんな中、あるハウスメーカーで紹介してくれたライフプランナーさんと出会いました。
運よく私は信頼できる方と会うことができましたが、予算に関してはお金を払ってでも、信頼できるファイナンシャルプランナーやライフプランナーの先生を探し、老後までのライフプランを作成することをお勧めします。
数回のミーティングを通して、私たち家族のライフプランを見える化してくれました。
住宅ローンにどれくらいの予算をかけることができるのか、住宅にかかる費用が今後の生活にどのくらい影響するのかを把握することで、安心してハウスメーカーとの打ち合わせを進めていくことができます。
お家について⇒ ハウスメーカーの営業担当者
ハウスメーカーを決める判断基準は、「営業担当者」だと言っても過言ではありません。
それくらいハウスメーカーの営業さんとの相性は、すっごい重要です。
なぜなら、1年近く一緒に家づくりをしていきます。
そして、住んでからもずっと窓口はその営業さんになります。
一条工務店の性能はダントツですが、同等の性能で家を建てるハウスメーカーもいくつかあります。最終的に一条工務店を含めた2択で迷っていた際に、決断の基準になったのはやはり営業担当者との相性でした。
相手の聞く姿勢や話しやすさ、子供との接し方など数回会えばだいたい見えてきます。
「この人だったら大丈夫!」という感覚が大事だなと思います。
一条工務店は基本的に営業担当者を変えることはできません。
住宅展示場で初めて案内を担当した方が営業担当者となります。
もう少し正確に言うと、住宅展示場でアンケートに名前や住所を記入し、それを手渡した人が担当者になると言われています。
そうなんです。
こればかりは運なんです。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
私はそんなことも知らずに展示場の売り子さんに呼び止められて、なんとなく一条工務店の建物に入ってしまいました…
私たちは運よく信頼できる営業さんと出会うことができましたが、
万が一相性が合わない場合はどうすべきか?
一条工務店は基本的に「営業担当者は変更できない」というスタンスなのですが、わがままを言えば変えてくれるようです。これに関しては経験された方のブログを参考にトライしてみていただければと思います。
ただ、同じ展示場だと少し気まずい状況になりそうな気もしますが…
先ほど、営業担当者がどのように決まるかを書きましたが、実は展示場に行く前から営業担当者が決まってしまうパターンがあります。
それは資料請求です。
一括資料請求はお勧めしません。
資料請求した時点で個人情報を渡すことになり、住宅展示場でアンケートに記入したのと同じ状況となります。なので、一条工務店における営業担当者の決まり方は、個人情報を渡したタイミングというのが最も正確な表現となります。
いざ住宅展示場に行って案内してくれた営業さんが気に入っても、2回目に会うときには資料を郵送してくれた営業さんが出てきます。
最寄りの住宅展示場に初めて行った際に、案内してくれた人が合わないなと感じたらアンケートを記入せずにいったん去って、また違う日に再度行ってみることや、別のエリアの住宅展示場に行くこともできますが、資料請求してしまった時点でそれができなくなってしまうのです。
そもそも資料請求で得ることのできる情報は、インターネットで検索すれば簡単に知ることができます。
むしろ比較することが目的なのであれば、分かりやすくまとめているブログや比較サイトがたくさんあります。
なので、資料請求はお勧めしません。
まとめると、
信頼できるライフプランナーとハウスメーカーの営業担当者を決めること。
ハウスメーカーとの仮契約をすると、いよいよ実際の打ち合わせが始まります。
②要望書を作成する
理想の家を建てるには、理想としているイメージを設計士さんが理解できるように伝えなければいけません。
これが難しいのです。
まず驚いたことは、
打ち合わせのスケジュールを教えてもらったときです。
一条工務店の打ち合わせ回数は決められていて、その中で決断していかなければなりません。
初回打ち合わせ ⇒ヒアリングと間取り。
うむうむ。
打ち合わせ2回目 ⇒仕様。
え…!?
間取りは初回で終わり????
一番悩むだろう間取りについての打ち合わせがたったの数時間の枠しかスケジュールリングされていないのです。
だから、打ち合わせが始まってから考えているのでは遅いと感じました。
実際に初回の打ち合わせでの間取りに関してのヒアリングは1時間半であっさり終了。(ここは人によってだと思います。)
「では、次回間取り案をお持ちします。」
ちょっと待ってーーー!!!
という感じです。
これから老後まで住むかもしれない家の理想を1時間半では伝えきれません。
そこで、要望書の出番です。私はしっかり自分の希望を書いて、初回打ち合わせ前に営業担当者にメールで送りました。
これが実際に送った私の要望書一部です。
要望書に書くべき内容 1. 理想の間取りとオプション 2.各部屋の目的と使用方法 3. 優先順位
理想のイメージを実際の形にするために必要な情報として大切なのは「目的と使用方法」です。
なぜ重要なのか。
それは、「一条ルール」というものがあるからです。
一条工務店の家にはいろいろな制限があります。
自分の思うようにいかないことが必ず出てきます。
多くの施主がこの壁にぶち当たります。私も悩まされました。
どのようにその場所を使いたいのか。それを伝えることによって、設計士さんは一条ルールの範囲内で色々なアイデアを提案していくことができます。
このアイデアをたくさん引き出すことが、理想のお家に近づくための鍵なのです。
例えば、
私はキッチンとダイニングが横につながる間取りが理想だったので、それに合わせてリビングを正方形に広く取り、大きな窓をつけたいという希望がありました。
しかし、理想とするリビングの形状だと、ど真ん中に壁ができると言われました。
大黒柱ならぬ大黒壁。
「そんなのいらないよ~(´;ω;`)」
設計士さんに「なぜLDKはこの形状がいいのですか?どのような使い方をイメージしていますか?」と聞かれ、理由を伝えたところ、次の打ち合わせで私の使い方を満たせるようなリビング形状を提案してくださいました。
その人の理想に近づけるためのアイデアを設計士さんが提案していくうえで、「優先順位」が大事になってきます。
誰でも自分の希望をすべて叶えたいものです。
万が一希望が通らないことが出てきたときや、どちらかしか選べないとき、優先順位を明確にしておくことで、納得のいく決断をしていくことができます。
逆に優先順位が決まっていないと、まったく前に進めなくなります。
一条ルールの壁は分厚いです。(笑)
実際の間取りや、私がぶち当たった一条ルールについては別の記事でまとめていきたいと思います。
③お家を完成させない
え?って感じですね(笑)
お家を完成させないことが、成功の秘訣です。
言い換えると、後悔する可能性のある要素を作らない。
冒頭でも述べたように、失敗したと感じることの多くは、イメージと違った時です。そもそも老後までの生活を全てイメージすることは難しいのです。
成功のイメージを作ることの重要性を書きましたが、イメージすることが難しいことに対して答えを求めようとしないことも大事だと感じました。
ライフステージによって生活は変わります。
魅力的なオプションはたくさんあります。
もし、本当に必要かを迷ったら勇気をもってやめることも大事だと感じました。
実際に生活してみてからでも、遅くないのではないでしょうか?
私はむしろ未完成の状態でスタートし、自分の手で少しづつ完成させていくほうが、何倍も楽しいと思います。
理想の家を考える上で、子供のことが判断基準となる場合が多いのではないでしょうか。
当然、私もそうです。
もちろん、子供が快適に過ごせる空間を作ることは大切なことだと思いますが、35年間のローンを支払い終わるまでの間に子供が家にいる期間はどのくらいでしょうか?
私は家を建てるなら必ずウッドデッキをつけたい!と思っていました。理由は子供たちが楽しめる空間を作りたかったのと、子供たちが巣立ったあとに夫婦でくつろぐ空間が欲しかったからです。
でも、けっきょくやめました。
正確に言うと、住宅ローンでウッドデッキをつけるのをやめました。
理由は、子供たちがウッドデッキで本当に遊ぶのか分からなかったからです。
あったら遊ぶでしょ?と思っていましたが、現在住んでいるアパートの前のステキな戸建てにあるウッドデッキで子供が遊んでいるのを見たことがありません。
実際に生活して、子供がどうしても欲しいと言うようなことがあれば、子供と一緒にDIYしようかと思っています。
その方が、住宅ローンの圧縮にもなります。
なにより、子供と一緒にお家を完成させていくほうが絶対に楽しいです。
完成させないことは、注文住宅でマイホームを建てる醍醐味なのです。
家族みんなで試行錯誤しながらDIYする時間は本当の幸せを感じる瞬間となり、親子にとって大切な家族の思い出となります。
子供が巣立って不要になったとしても、一緒に作ったウッドデッキに後悔はしないでしょう。
間取りを検討する際に、子供部屋に関しても同じことが言えます。
私が考える理想の子供部屋については別の記事で詳しくまとめたいと思います。
まとめ
初めての注文住宅で成功するこはできます。
そのために重要な3つのことを紹介しました。
①相談相手を決める ②要望書を作成する ③お家を完成させない
これから打ち合わせが始まる方はぜひ、成功のイメージを要望書にまとめてみてください!
打ち合わせを通して、考え方が変わり最初のイメージとはだいぶ変わることもあるかと思います。
でも、それは最初の理想があったから導き出せた最高のお家になるのではないでしょうか。
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